
「レアジョブのスピーキングテスト、難しすぎて何も話せなかった…」



「PROGOS受けたら結果がボロボロで、もうやめたくなった…」



「対策しようにも、何をどうすれば良いのか分からない…」
レアジョブの会員なら誰でも受けられるスピーキングテスト「PROGOS(プロゴス)」。受けてみたはいいものの、その難しさに打ちのめされた方は少なくないはずです。
でも、ちょっと待ってください。PROGOSの本当の価値は「高いスコアを取ること」ではありません。「今の自分がどこにいるのか」を正確に教えてくれることです。
この記事を書いている私も、TOEIC225点の超初心者時代に初めてPROGOSを受け、見事に大撃沈しました。
しかし、あの時の「ボロボロの結果」こそが、「自分に何が足りないのか」を具体的に突きつけてくれた最高のフィードバックでした。そこから弱点を一つずつ潰していった結果、PROGOSのスコアが上がっただけでなく、実際の英会話力も着実に伸びていきました。
この記事では、PROGOSを「現在地を知る最強ツール」として活用する方法と、テストで実力をきちんと発揮するためのコツを解説します。
- PROGOSの本当の価値=「今の自分の現在地が分かる」こと
- テスト形式・所要時間・採点基準の基本情報
- 初心者が「難しい」と感じる3つの本当の原因
- 実力をテストで正しく発揮するための「沈黙しない技術」
- 全5パートの形式と、実力を伸ばすための練習法
- PROGOSの結果を「次の学習」にどう活かすか
1. PROGOSとは?基本情報をサクッと整理


PROGOS基本情報まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | PROGOS(プロゴス) |
| 開発 | レアジョブグループ(株式会社プロゴス) |
| テスト形式 | AI自動採点型スピーキングテスト |
| 準拠基準 | CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠) |
| 判定レベル | Pre-A1 〜 C1(6段階) |
| 所要時間 | 約20分 |
| 結果返却 | 受験後 最短2〜3分 |
| 受験方法 | PC・スマホ・タブレットから24時間受験可能 |
| 費用 | レアジョブ会員は定期的に無料で受験可能 |
CEFRレベルの目安
| CEFRレベル | 概要 | TOEICスコア目安 |
|---|---|---|
| C1 | 流暢に自己表現でき、複雑な話題も扱える | 945点以上 |
| B2 | 幅広い話題で自然にやり取りできる | 785〜944点 |
| B1 | 仕事や旅行で遭遇する状況に対処できる | 550〜784点 |
| A2 | 日常的な表現や簡単なやり取りができる | 225〜549点 |
| A1 | 簡単な自己紹介や挨拶ができる | 120〜224点 |
| Pre-A1 | 英語でのコミュニケーションがほぼ困難 | 120点未満 |
※TOEICスコアとの対応はあくまで目安です。スピーキング力とリスニング・リーディング力は必ずしも一致しません。
評価される6つの指標
PROGOSでは、以下の6つの観点で英語スピーキング力が評価されます。これが「自分の弱点を知るための地図」になります。
1. Range(表現の幅): 多様な語彙や文法構造を使えるか
2. Accuracy(正確さ): 文法や語法のミスが少ないか
3. Fluency(流暢さ): スムーズに話し続けられるか
4. Coherence(一貫性): 論理的に筋が通った発言ができるか
5. Interaction(やり取り): 質問に適切に応答し、会話を維持できるか
6. Phonology(音韻): 発音やイントネーションが自然か



この6つの指標のどこが低いかを見ることで、「次に何を重点的に練習すべきか」が一目で分かるのがPROGOSの最大の利点だよ!
2. PROGOSの本当の価値は「スコア」ではなく「現在地の把握」


英語学習で一番怖いのは「迷子になること」
英語学習を続けていると、必ず「自分は今、どのくらいのレベルなんだろう?」「このまま続けて本当に伸びてるの?」という不安に襲われます。
この不安が放置されると、「成長の実感が湧かない→モチベーションが下がる→やめてしまう」という挫折パターンに陥ります。
PROGOSは「健康診断」のようなもの
PROGOSを受けることは、英語力の「健康診断」を受けるようなものです。
健康診断の数値が悪かったとしても、「数値を良くするためのテクニック」を使って見た目の結果だけ改善しても意味がありませんよね。大事なのは、検査結果から自分の体の状態を正しく把握し、生活習慣を改善することです。
PROGOSも同じです。結果を見て「次に何を鍛えるか」を決め、日々のレッスンで実力を伸ばしていく。その繰り返しの中で、結果として次のテストのスコアも自然と上がっていく。 これが正しい使い方です。
私は、初回のPROGOSで「Fluency」と「Coherence」が特に低いことが分かりました。つまり、「途中で止まってしまう」「話の筋が通っていない」という弱点です。それ以降のレッスンでは、「止まらずに話すこと」と「結論→理由→具体例の順で話すこと」を意識的に練習しました。3ヶ月後にPROGOSを受け直したとき、その2つの数値が明確に改善していて、「ちゃんと実力が伸びてる!」と初めて成長を実感できたのを覚えています。


3. 初心者がPROGOSを「難しい」と感じる3つの本当の原因


「難しかった…」で終わらせず、なぜ難しいと感じたのかを分析することが、実力向上への第一歩です。
原因①:「即興力」を問われるテストだから
PROGOSの最大の特徴は、「準備時間がほとんどない状態で、即座に英語で回答する」という形式です。
多くの方は英語を「書く」ことには慣れていても、「瞬時に口から出す」経験が圧倒的に不足しています。これは英語力の問題ではなく、「英語を即興で話す経験値」の問題です。
つまり、PROGOSが難しいと感じた=「即興で英語を話す練習をもっとすべき」という大事な気づきを得たということです。
原因②:ビジネス寄りのトピックが出題されるから
PROGOSはもともとビジネスパーソン向けに開発されたテストのため、プレゼンテーション、グラフの説明、ロールプレイなど、ビジネスシーンを想定した出題が含まれます。
日常英会話しか練習していない初心者が難しく感じるのは当然です。あなたの英語力が低いのではなく、出題ジャンルに慣れていないだけです。裏を返せば、ビジネス系の表現を練習すれば、テストだけでなく仕事で使える実践的な英語力も同時に鍛えられるということです。
原因③:テスト形式を知らずに受けたから
何も知らずにPROGOSを受けると、「え、次は何をすればいいの?」と戸惑っている間に回答時間が終わるという悲劇が起こります。
これは英語力の問題ではなく、「テストの受け方」を知らなかっただけ。形式を理解してから受け直すことで、今の実力をきちんと結果に反映させることができます。
4.【最重要】テストで実力を正しく発揮するための「たった1つの鉄則」


パート別の解説に入る前に、全パートに共通する最も重要な鉄則をお伝えします。
鉄則:「沈黙しない」。何でもいいから話し続ける。
PROGOSのAI採点で最も低評価に直結するのが「沈黙」です。
これはテクニックの話ではなく、実際の英会話でも「黙ってしまう」ことが最大の壁です。日本人は完璧を追い求めるからこそ沈黙してしまいがちです。しかし、完璧な英語を話そうとして黙るより、間違ってもいいから何か伝えようとする姿勢が、英会話において最も大切なスキルです。
PROGOSで「沈黙しない」を意識することは、テスト対策であると同時に、実際の英会話力を鍛えるトレーニングそのものです。



間違える経験が完璧を求めて間違えない人よりも成長できる最高のプレゼント!
沈黙を防ぐ「つなぎフレーズ」リスト
以下のフレーズは、テスト中だけでなく普段の英会話でもそのまま使える実践的な表現です。レッスンの中で意識的に使うことで、自然と口から出るようになります。
Well, let me think about that… 回答を考える時間を稼ぎたいとき
That’s a good question… 難しい質問に対して間を取りたいとき
What I mean is… 言い直したいとき
For example… 具体例を出して話を膨らませたいとき
In my experience… 経験談で回答を組み立てたいとき
I’m not sure, but I think… 自信がなくてもとりあえず回答したいとき
5.【パート別解説】各パートの形式と「実力を伸ばす」練習法


ここからは、PROGOSの全5パートの出題形式と、各パートで求められる力を日常的に鍛える方法を紹介します。テストのためだけの「小手先のテクニック」ではなく、英会話力そのものを底上げする練習法です。
Part 1:インタビュー(一問一答・各20秒)
形式: 質問が1つずつ表示・読み上げられ、各20秒以内で回答する。全10問。
- What do you do for a living?
- What do you usually do on weekends?
普段のレッスンで講師に質問されたとき、「Yes.」「No.」で終わらせず、「結論+理由を1文」で返す癖をつけましょう。
例:「Do you like cooking?」
× “Yes.” で終わる
○ “Yes, I do. I usually cook on weekends because it helps me relax.”



「1文足す癖」が身につくと、実際の会話でも「話を広げられる人」になれます。
Part 2:音読(8文)
形式: 画面に表示された英文を声に出して読み上げる。全8文。
1. レッスン内の教材音読を「棒読み」にしない → 意味のかたまりごとに区切って、聞き手が理解しやすいリズムで読む
2. 強調すべき単語(名詞・動詞)を少し強めに読む → 英語らしいリズムが生まれる
3. 焦って早口にならない → ゆっくり・はっきりが鉄則



発音やイントネーションの改善は、テストのスコアだけでなく、リスニング力の向上にも直結するよ!
Part 3:プレゼンテーション(1問)
形式: 与えられたトピックと条件(3つのポイント)に基づいて、約1分間のプレゼンテーションを行う。
日頃のレッスンで「結論→理由→具体例」の3ステップで話す練習を重ねましょう。
結論(10秒): “I think [自分の意見].”
理由(15秒): “Because [理由].”
具体例(15秒): “For example, [経験や事例].”



このフォーマットは、仕事の英語プレゼンやミーティングでもそのまま通用する「型」だから常に意識するのがおすすめ!
Part 4:グラフ・図の説明(1問)
形式: 表示されたグラフや図を見て、その内容を約1分間で説明する。
レアジョブの「デイリーニュース」教材を活用しましょう。ニュース教材にはデータやグラフが含まれることが多く、それについてディスカッションする練習がそのままPart4の対策になります。
以下の表現は、テストでもビジネスの場でも使える実践的な語彙です。
| 日本語 | 英語表現 |
|---|---|
| 増えている | increased / went up / grew |
| 減っている | decreased / went down / declined |
| 最も高い | the highest / the most |
| 約〜 | about / approximately |
| 〜と比べて | compared to / in comparison with |



これらの表現が自然に使えるようになると、テストだけでなく、仕事で英語の資料を説明する場面でも自信を持って話せるようになるよ!
Part 5:ロールプレイ(1問)
形式: 設定されたビジネスシーンで、AIの音声に対して会話のやり取りを行う。
ロールプレイは「慣れ」がすべてです。レアジョブのレッスンで講師に「ロールプレイをやりたい」とリクエストして、定期的に練習しましょう。
以下の表現は、テスト中も日常の英会話でもそのまま使えます。
| 場面 | フレーズ |
|---|---|
| 同意する | I agree with you. / That’s a good point. |
| 提案する | I suggest that… / How about…? |
| 確認する | Do you mean…? / Could you tell me more? |
| 結論を述べる | So, I think we should… |



ロールプレイの練習を重ねると、「相手の英語を聞いて即座に反応する力」が鍛えられ、実際の英会話でも “会話のキャッチボール” がスムーズになります。
6. PROGOSの結果を「次の学習」に活かす方法


テストを受けて結果を見たら、必ず「次に何をすべきか」を1つ決めましょう。
ステップ①:6つの評価指標で「最も低い項目」を見つける
PROGOSの結果画面では、6つの指標(Range、Accuracy、Fluency、Coherence、Interaction、Phonology)がそれぞれスコアで表示されます。



最も低い項目=あなたの「最大の伸びしろ」だよ!
ステップ②:弱点に合わせた練習をレッスンに取り入れる
| 低かった指標 | 次に意識すべきこと |
|---|---|
| Fluency(流暢さ) | つなぎフレーズを使い、とにかく止まらずに話す練習 |
| Accuracy(正確さ) | 基本文法の復習。レッスン後に講師の訂正をメモして見返す |
| Range(表現の幅) | 新しい単語・フレーズを毎日1つずつ覚え、レッスンで使ってみる |
| Coherence(一貫性) | 「結論→理由→具体例」の型で回答する練習 |
| Interaction(やり取り) | 講師に質問を返す、相づちを打つ練習 |
| Phonology(音韻) | 教材の音読を丁寧にやる。講師に発音を直してもらう |
ステップ③:1〜2ヶ月後にもう一度受験する
弱点を意識したレッスンを1〜2ヶ月続けたら、再度PROGOSを受けてみましょう。
「前回の自分」と比較して、低かった指標が改善していれば、それはあなたの英語力が確実に伸びた証拠です。たとえ全体のCEFRレベルが変わらなくても、指標の内訳が改善していれば着実に前進しています。
この「テスト→弱点発見→集中練習→再テスト」のサイクルを回し続けることが、PROGOSを使った最も効果的な学習法です。


7. 結果に落ち込んだ時の心構え


最後に、PROGOSの結果に落ち込んでしまった方に伝えたいことがあります。
「低いスコア」は「正確な現在地」を知れた証拠
PROGOSの結果が低くても、それは「あなたが今どこにいるのか」を正直に教えてくれただけです。カーナビで言えば、正しい現在地が表示されたようなもの。現在地が分からなければ、目的地への最短ルートも分かりません。
「ボロボロだった…」と落ち込むのではなく、「これが今の自分。ここからどう伸ばすかを考えよう」と切り替えること。それができたら、もう半分勝ちです。
「前回の自分」と比べる。他人とは比べない
SNSで「PROGOS B2取れた!」という投稿を見て焦る必要はありません。大事なのは、「3ヶ月前の自分のスコア」と今のスコアを比べることです。
たとえA1→A2に1段階上がっただけでも、それはあなたの英語力が確実に伸びた証拠です。
英語力は「階段」ではなく「スロープ」で伸びる
英語力は、ある日突然「ポン」とレベルが上がるものではありません。日々のレッスンや自習の積み重ねが、ゆるやかな坂道のように少しずつ実力を押し上げていくものです。
1回のPROGOSでは変化が見えなくても、3ヶ月、半年と続けてテストを受け続けると、「あ、確実に伸びてる」と実感できる瞬間が必ず来ます。
TOEIC225点だった私が875点まで到達できたのも、一気にスコアが跳ね上がったわけではなく、小さな成長の積み重ねの結果でした。
まとめ:PROGOSは「敵」じゃない。あなたの成長を映す「鏡」


レアジョブのスピーキングテスト(PROGOS)が難しいと感じる原因と、その活用法を解説しました。
1. PROGOSの本当の価値は「今の自分の現在地を正確に知れること」
2. 「難しい」と感じたなら、それは「何を鍛えるべきか」が分かったということ
3. テストで実力を発揮する最大の鉄則は「沈黙しない」こと。それは英会話力そのものを鍛えるトレーニングでもある
4. つなぎフレーズや「結論→理由→具体例」の型は、テストにも実際の会話にもそのまま使える実践スキル
5. 結果の6指標から「最も低い項目」を見つけ、そこを集中的に練習する→再テストのサイクルが最強
6. 英語力は日々のレッスンで着実に伸びていく。PROGOSはその成長を「見える化」してくれるツール
PROGOSは、あなたの英語力を映す「鏡」です。鏡に映った姿が理想と違っても、鏡を割る必要はありません。今の自分を受け入れて、一歩ずつ理想に近づいていけばいい。
そして数ヶ月後にもう一度鏡を見た時、きっと「あの時より、確実に成長してる」と思えるはずです。









